最近気にしたトピックスでは40代の役職であった女性がネット上に投稿した「12年間
勤務して手取り月給14万円。日本終わってますよね?」という発言に対して「日本が
終わってんじゃなくて『お前』が終わってんだよと」と堀江氏がツイッターに投稿し賛
否を呼んだ件です。この記事は何度か読んで自分なりの理解を解釈をしていました。
まあ、結局の話ではお二方とも視点が違う視点から意見を言ってるんですけどね。さら
っと見ただけでは真意は理解し難いかも知れません。
一番分かり易いのは40代の女性の収入に関する意見は、その通りに受け取れます。個人
消費がGDPの6割を占める日本で各人の収入レベルがどんどん下がっているのは負の
スパイラルにどんどん落ち込んでるということです。今回も必然性のない増税で、それ
も低所得者に負荷のかかる増税ですから、その分は消費は確実に減ります。それでは
企業の収入も減り、個人の給料も下がる。まさに悪循環。そこにどんどん突っ込んでい
く日本は他の悪影響もあってドツボにどんどん嵌り込んでる。ともかく生活レベルが
下がっているんですから日本は終ってると言葉はすぐに理解出来ました。
そして堀江氏の、それに対する言葉ですが、もともとから彼は言葉使いが悪い。決して
自分が品が良いとか、そういう訳ではないのです。しかし、おじじの昭和30年代生まれ
からすれば、最初は思うのは「なんだ、こいつ」って印象なんですよね。頭が良いこと
は決して言葉遣いが良いとかには結びつかない。でも彼の言ってることも心理を突いて
いる部分も多く、ある時期からは彼の発言も気にするようにしています。そう、彼は
将来を見ても物事を言っていますし、感性がもちろん私からすれば若い分、様々な経験
をしている分、事業もしっかりやって稼いでいる分、鋭いのです。
ライブドアニュースでは彼が言いたかったのは「その仕事を早く辞めたほうが良いと
ことで、今はスマホとかを通じてもアウトソーシングの仕事がいっぱいあるのでで、簡
単に誰でもできるスキルの仕事があり、手取り10万円くらい簡単に稼げるから高校生
でもバイトで出来る世の中なのだ」ということだったようです。
加えて、彼は「会社で働くって事自体が、ホワイトカラーの人なんか特にそうなんです
けど、ずっと必要のない仕事をしてるんですよ。必要のない仕事をしている人が現代は
多いので、いつか分からないですけど、10年以内のどこかのタイミングで、大量にリ
ストラされる。『お前いらねーよ』って言われるタイミングがすごい出てくると思う。
業務がどんどん自動化されるし、アウトソーシングしたほうが安いって思われたら。だ
から金がもらいたいんだったら今すぐ辞めたほうがいいよねく辞めたほうが良い」と
まで言及しています。この点の視点は本当に鋭いと感じています。気付いていない人も
多いでしょうが、今まさにこれが起きています。専門職でも今トレーダーは大勢失業
しちゃってます。何故かと言えばAIがそれを完全に代行しているので。これはかなりの
驚きですし、驚異ですらあります。
もっと自分なりの経験で言えば、これも怒られそうですが企業に勤めていた際の無駄な
会議の多かったこと。当時ですら資料の事前配布と会議時間最長1時間半を勝手にジン
はルールとして決めていました。それで必須かつ十分なことと判断したためです。
会議の席上で初めて詳細データを出されて、その場でそれを見て意見を言える人間なん
て絶対数が少ない。いや、ほとんどいません。それに会議の進行役が下手だと結論すら
出せない会議がいくらでもある。こんな効率の良くない仕事のやり方でしたから先進国
の中でも仕事の効率が低い国なのは当然だと思っていました。
現状、60歳が過ぎてからの就業環境は自分の経験では良くないのは明らかなのですが
それを避けて効率よく、自分の好きな趣味等を活用してかなり稼いでいる人が多々いる
のも事実なのです。それに気付けば、今回のお二人の話は視点が違う部分での意見では
ありましたが双方とも的を得ているのです。専門性のないホワイトカラーの仕事の無駄
の話はホワイトカラーの人が退職後に潰しが全然利かないことと、欧米の専門性を持っ
た人間が老後も困らないことと比較してみても、色々知ることが出来て勉強になりま
す。この部分はまた後で触れたいと思います。