気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

コロナ分科会の審議時間に見る審議に関する真剣度

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日本人は議論が苦手と言われています。確かにそういう短所はあるように思います。

会社員であった時期、毎度の会議の内容の薄さや準備の足りなさに嘆いたことが何度

あったことか。そう言えば自分は会議の議事進行に向いていたような思いがあります。

多分、性格的なものもあったでしょうが、何とか良い結論を出したい、そういう強い

思いがあったのは事実です。

 

そこでどういう方法を取ったかと言いますと「会議時間は1時間半まで」「審議に

必要な資料やデータは最低1週間前までに配布し熟読してきてもらう」「会議の中で

は配布資料の詳細説明はしないと事前通知する」です。これはかなり効果があったと

思っています。会議の大事な時間内で資料の説明に終始する、なんてのは愚の骨頂で

すから。外部の結構、大きな会議の進行もそれなりに経験がありました。この改善案

を出しても事前準備が出来ていない方がいらしゃったのも事実なのですが。

 

そんなことで会議で相当苦労した経験のある自分なのですが、国の「コロナ分科会」

の審議方法をニュースで見て、さもありなんと納得したことがありました。その内容

とは、次の内容です。ある分科会委員がインタビューで答えた内容です。

 

『一回の会議は2~3時間くらいで、5~6の議題について話し合います。だから一つの議題については大体20~30分ぐらいですね。ただ、それぞれの議題について担当の官僚から説明がありますので、実質的な議論の時間は結構限られています。』

 

議論するために割いた時間が1議題、20分から30分間で、その中で担当からの説明があ

るって正直、「え?!」です。議論する時間は多分、その時間の半分しかないかも知れ

ません。そうなると実際に議論なんてしてないでしょ、と言う結論に自分はなってしま

います。そう言えば国の主催する会議にも出席したことがありますが、あれは民間企業

の意味する「会議ではない」と思ったことが何度もありました。分科会を悪く見過ぎ

じゃないの?と言うご意見もあるかと思いますが、会議で苦労もし、それを何百回も

内外で経験した者からすると、そういう感覚になるのです。

 

今回は批判と言う意味では決してなく実質的に審議がそう行われ、それは民間で言う

会議の内容から見てどうなのか、と言う視点で言わせて頂きました。正直言って相当

昔の話では会議で何が決まったのか、が会議後「?」と思ったこともあったのは事実

です。それでも企業が儲かっていれば、まあ、良いのですが。ともかく、昔の業務で

痛感したのは日本人は会議は大下手と言うことです。これが私だけの杞憂でなければ

良いのですが。