政府人事改選の時期に、河野大臣のオンライン会議における、パワハラの件、出てきま
したね。こんなのはもう、単純な推測では「河野つぶし」のためでしょう。河野氏が
重要ポジションに着くのを反対している方たちがいるので。さて、今回の件、前々から
河野氏に抱いていた疑問を払拭すような内容でした。そう、パワハラは普通にするし、
政策決定がこんな単純で愚策な感じで行われていたことを物語っています。第一、トッ
プに将来就くであろう政治家が大声張り上げて、他人様を罵倒するとは、何様のつも
り?ってことです。この記事と録音の内容が本当なら、そういう結論になります。
日本人は昔から他人様との意見のすり合わせが下手だと言われてきましたが、こんなの
相談でもなんでもありません。単に罵倒した押し付け、それだけです。自分も再生エネ
ルギーに関わったことがあるので多少理解していますが、風まかせ、太陽光まかせの
再生エネルギーの割合を増やすことは、本当に難しいわけです。大規模な送電線ネット
ワークで補うかとか、蓄電するかと言った感じで。そんな技術的な問題のある政策を
他人を罵倒して、それでごり押しって、それで具体性も実現性もあると踏んでいるんで
しょうか???本気でそう思ってるとしたら、大バカ者です。こんな方が政治のホープ
と言われていると思うと頭が痛い。ある意味、今の政治の本質的な部分でしょう。どう
考えてもおかしな政策しか出ててないですから。技術検討も政策検討も全然練られて
いない。要は薄っぺらな内容なわけです。
少し前に気になった発言をしていたのが、河野氏が菅首相を評価していた点です。一体
どこに彼を評価する内容があるのでしょう?全然理解が出来ません。それとも同じ内閣
だから、そういったのでしょうか。本当に良く分かりません。まあ、今回の件も河野氏
からすれば、はめられた!と言った感じでしょうが、人となりを見れたのは、良かった
気がします。もう、総体として言えば、今の古い政治家、ほぼ自分は要りません。高額
な報酬を払っても何も国民のためになることをしてない議員が多いので。ま、こんな感
じです。今後、この漏れたニュースでどうなるのか。見物です。
【追記:原子力発電をめぐる河野氏と経産省幹部の争い、9月7日】
今回の情報が政府内部から意図的漏れただろうと言うのは、最初からここでも述べた通
りです。本日これに関してのニュースが古賀茂明氏から週刊朝日に掲載されました。
内容は原子力発電反対の河野氏と原子力発電推進の経産省幹部との争いの中で漏洩され
た情報であること。自分は何度もここでも言いましたが原子力発電は人間が扱えない
非常に危険なエネルギーとして利用大反対なのです。それはもう、福島原発事故ではっ
きりと判断出来る内容です。漏洩された罵倒事件の前には、河野大臣直轄の有識者会議
「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」が1年間も行われ、
そして、その結論は原発を止めると言う結論であったのに、経産省がそれを無視。そし
て自分たちの思惑(国民の利益に反する施策)を実施すると言う「容量市場」制度と言う
ものを打ち出したのだそうです。これは単純に言うと再生可能エネルギーに足かせをは
め、大手電力会社の石炭火力に多大な補助金を与えるというもの、だそうです。官僚は
自分たちの利益のため、河野大臣の指示を無視したのだそうです。そんな中での、あの
会議の内容は当初と全然違ってきます。しかし、ここでもお役人が国民の幸福のために
働いていないことが分かって、本当に残念なのですが。頭が良くてもロクなもんじゃな
い。こういう経緯であれば、河野氏を一概に避難出来ない、というのが分かってきま
す。危ない、危ない。