自分の思いと違って人生色々あるのを痛感し、また、体力的にも自分の想像以上に年齢
がいっていることをしっかり理解した年だったように思います。少しだけ前に説明しま
したが、今年の猛暑で夜に眠れない日が続き、汗がひどくて横になっていると呼吸が苦
しくてどうしようもなく、以前に狭心症で入院した循環器病センターに強引に緊急入院
させてもらいました。結果は狭心症ではなくて、血管に挿入したステントは異常がなか
ったのですが、肺に水が溜まり、心臓の機能が通常の3割から4割まで低下していると
いう診断でした。最初に診察されたときには若いドクターから「死ぬ気ですか」と怒鳴
られるし、こっちはそんな気は全然なかったのですが。そんな体調なのでもっと真面目
に自分の身体と対話しながら、余生を送らないといけないです。
加えて色んな事情から、この年末に引っ越ししないといけないいことになり、なんとか
無事に引っ越しも終わりました。いやー、この年齢で引っ越しは本当にハードでした
ね。大きな荷物は専門の業者さんにお願いしたのですが、2階においてあったセミダブ
ルのベッドは階段から出せなくて追加料金を取られたし、何といっても部屋においたま
まになっていた趣味等の品物の量や衣類、様々前の引っ越しで持ってきたままになって
おり、その処分量が膨大で自分でも呆れた感じです。確かに自分は物が捨てられない。
それと冗談抜きで国外から集めた趣味の物が本当に多々あったのです。国内の品物でも
2度と手に入らないレアな品物が数多くありました。しかし、オークションに出す元気
も全然ないので全部それを廃棄にした訳です。かなりもったいないですが、選択肢がそ
れしかない。そして、一人で生きていくには、そういった物は使わないのであれば、な
んの意味も価値もないことを身に染みて理解したわけです。
一番は4年前に離婚して、別れたことがどうのというよりも人生ですべきことはもう既
にやった感が強くて、これからどう生きていきたいかのイメージが全然なかったので
す。むしろ、今まで良くやったな感がかなりありました。それでも今回、入院した循環
器病センターの看護師さんやケアスタッフさんに随分元気付けられました。単純な自分
は、このおかげでなんとかやっていくという気力が生まれましたし、病院の中には私
よりも不幸な状況の方が多々いて、自分はまだ恵まれてるなと思いました。そういうこ
となんですよね。そんな意味では今年は人生再出発の年、そんな気がしています。世の
中、どうみても数十年前と比べれば、最悪の状況ですが、希望を捨てず、なんとかやっ
ていくことを心に決めた次第です。