昔は何回か、オランダに仕事で行っていまして、デン・ハーグは結構好きな街でした。
アムステルダムは確かに大きいし、活気のある街に見えましたが、何か恐い。結構、色
んな人種がいて雑多な感じがしましたね。その点、ハーグは古くて落ち着いた街並みが
なんとも言えず、風情があるような、そんな感じでした。もちろん、レストランも色々
あるから、御寿司屋さんや和食屋さんもあったし。お寿司や和食はそんなに食べていま
せん。食べ物はそんなに苦労する人間ではないので、その点は良いのかも知れません。
ハーグで石畳の街並みを歩いていると、古都に来たようなそんな雰囲気さえ、してきま
す。もちろん、例のマウリッツハウス王立博物館のある街ですから、大好きな街です。
でも、驚くのがオランダの国は自分たちで埋め立てて国土を作った国なんですよね。
日本が鎖国をしていた時代から、取引があったし、古い関係の国のように思います。
日本の地名でオランダ絡みの場所も結構あって、八重洲なんてのはオランダ人、ヤン・
ヨーステンに由来するなんて知ってます?東京駅の構内にも前は像がありました。
不思議でしょ。オランダとの繋がりは、古くからあったということです。後は海だった
ところを埋め立てて国土にしてますから、標高が低い。国際空港のスキポール空港なん
て確か海面下6mぐらいのところにあるんです。驚きですよね。北のほうに行くと大堤防
ってのが、ありますから、そこの説明板なんかを見ていたら、どんなに苦労して国土を
作ったか、とかの説明があるので、これもまた、大感心してしまうような説明になって
います。オランダに来て思ったのは、ともかく日本との繋がりが古くからあるというこ
とです。少し前まではオランダの大学生が日本国内の企業に実習で来ていた、なんての
は珍しくないことのようだったようです。知らないから驚いちゃいますよね。確かに冬
の長い、日本と比べると暗い雰囲気のある国ですが、好きな国の1つです。