長年自分の愛車だったフォルクスワーゲン（VW)ですが、例の不正問題に関係して、つ
いに米国司法省から提訴されました。仕方がないと言えば、仕方がないのですが、微妙
な気持ちです。提訴内容はフォルクスワーゲン社が米国で販売したディーゼルエンジン
車に不正なソフトを搭載し、アメリカの排ガス規制を逃れていた、というものです。
不正なソフトとは当局の試験の時だけ、排ガスを減らすというソフト。VW社はグルー
プ傘下のアウディとポルシェのディーゼル車を含めて、不正なソフトウエアを搭載した
車を60万台近くを米国本土で販売して、大気汚染をもたらした、とされています。
制裁金の予想は180億米ドル（日本円で2兆円）なんだそうです。
制裁金も確かにダメージでしょうが、もうドイツの国自体の信頼が一気に無くなった
感があります。日本人とドイツ人は技術に長け、真面目に製品を作ると思われていた
イメージが完全に無くなってますね。VWはドイツの国自体が直接関係してますから。
国の会社と言っていいぐらい。どうやって信頼を回復していくのか、本当に気になりま
す。そうでなくてもEUなんて斜陽の感がありますから。こんな状況でも自分はVWの
車が好きなので、乗ると思います。是非ともVWは抜本的に改革して、是非とも生き返
って欲しいと思ってます。
