前にも書いたフォルクスワーゲン(VW)の不祥事のその後ですが、事の始まりは2005
年米国向けジーゼル車開発に伴って起こしてしまった不正との発表です。普通で考えれ
ばドイツ人も技術に長けた民族ですから、維持でもそんな不正はしないと皆さん思って
いたはずです。逆に言えば、それだけ米国の規制が厳しいということも言えるかも知れ
ません。自分も長いこと、VWに乗ってきました。大衆車ですが、日本の車と違った
良さがあります。派手ではないところがかなり好きだったかも知れません。もちろん、
高速での安定性は言うに及ばす。ただ、故障がそこそこあるところ、整備にお金がそこ
ろそこかかる場合があるところが欠点だったかも知れません。
しかし、不祥事発覚後、VWのみでなく、傘下のポルジェやアウディまでその範囲が
広がったことは、かなりのショックでした。なんせ高級車ですから、絶対にそんな改ざ
んがあってはならないブランドであったはずです。また、米国での追加発表もVWは一
度内容を否定しておきながら、後日それは本当でしたと発表を訂正する不手際。これだ
けの大規模の不正でありながら、あるいは関わった取締役等が多いにも拘わらず、組織
的な不正ではないと言い切ってる部分。VWを応援したい人間にとっても全く納得のい
かない話です。どう考えても巨大企業でありながら、対応がまずすぎます。
なんでこんなことになったのか。言い尽くされた言葉ですが、抜本的な改革がない限り
この会社の躍進はあり得ないでしょう。会社は潰れるか、潰れないか、それも多少は気
になる部分ですが、どうやって本気で会社の体質を変えていくのか、それをじっくり
見させてもらいたいと自分は思っています。是非とも立ち直って欲しい。本気でそう思
いますね。世話になっている日本のディーラーさん達は本当によくやってます。だから
こそ。