出典:ロイター2019
出典:WebCarGraphic
欧州でEV、いわゆる電気自動車が発達していることを我々は聞いていますが、ノルウ
ェーでは新車販売登録台数の約50%が排ガスゼロ車なんだそうです。これは日本人の
自分にとってはちょっと驚きの数字です。2018年度の実績では日本での電気自動車と
ハイブリッド車の販売割合は僅かに1%。世界全体で見ても約2.1%なんだそうです。
いかに日本が遅れているかということでしょう。それにノルウェーの50%は凄過ぎま
す。データを勘違いしてないと良いですが、数度確認したら、間違っていません。日
本は石油を海外から98%以上も輸入しているのに何故EV等、排ガスゼロ車が流行らな
いのか、よく分かりません。まあ、一概にトヨタ等の自動車会社に言っても仕方がな
い気がします。
世界での販売台数が気になったので調べてみますと、三菱自動車のHPに今年の2月
までの世界での販売台数が載っていました。もちろん、ステラが一番ですがなんと
ここには中国のEV車が5台も10位までのランクに入っています。これはちょっと
またまたの驚きです。いつの間にこんな風になっていたんだと言う感じです。トヨタ
の車なんて入っていません。気になってBYD Yuan EVを見てみましたが、外観はざっ
と見た感じ、結構洒落てます。内燃機関の自動車と比べれば、EVは製造が簡単と言わ
れていますので、そのためかも知れません。中国でこんなEVが作れるなんて、はっき
り言って驚異です。どうも日本国内だけを見ていたら、世界の状況とは差が結構あっ
て、浦島太郎になっちゃいそうです。中国は本当に侮れませんね。
欧州のEVのニュースで話題になっていたのはEVの充電による送電施設への負荷の
話です。急速充電をみんなが一斉にやったら、送電設備がダウンするし、それを賄うに
は膨大な費用が設備投資にかかると言う問題です。そこをどうするかの今後の検討が
必要なそうです。一時的には低速の夜間充電でなんとか、対応の様子ですが、充電に
関しては充電する方と送電する側の相互コミュニケーションが必要とも書いてありま
す。それはそうですよね、状況把握をしないと対応は出来ないので。
この話も結構興味深い話でした。日本も今後遭遇する問題でしょう。しかし、ノルウェ
ーは凄いなと思いました。