以前もここで言いましたが特に欧州ではガソリン車の販売規制を明確に打ち出していま
す。そんな中で英国BBCが英国政府が、ガソリンおよびディーゼルエンジンのみを動力
源とする自動車の販売禁止政策を2030年への前倒しを発表する準備をしているという
ニュースを発表しました。完全にEV、電気自動車しか販売してはいけないということ
になるかも、なのです。中国も35年にはガソリン車もディーゼル車も禁止になって
いますから完全に自動車はEVに移行する世の中の流れになっています。
ここで気になるのはなんと言ってもトヨタの動き。なんせ技術力があると仮定しても
EV車を1台も国内では出していないわけです。中国で発売されたC-HR EVはトヨタの初
EVのようですが、国内では販売していません。その理由もはっきり自分は把握してい
ませんし、はっきり言ってそんなに興味もないわけです。
英国での取りまとめでは10月の新車登録データでは、EVの全体的な市場シェアは前年
比4.4%から12.1%に増加したそうです。結構、割合が多いです。日本の比ではないわ
けです。トヨタは2030年までに電動車販売台数を世界販売台数の約半数に引き上げる
計画にしているそうですが、その内訳は80%超がハイブリッド車、のこりをEVとFCV
としているので、このままで行きますと欧州の非化石燃料車化の動きに対して遅くな
る危険性が大になるわけです。
確かに将来見通しは難しいわけですが、自分の感覚ではトヨタは非常に自動車のEV化
に関しては慎重だったように思っています。これで一部法律化も決めている米国の動
きがどうなるかでしょう。自分の感覚では米国人の習慣から見てガソリン車が一気に
無くなることはない感じに思っていますが、実際はどうなるのか。非常に目が離せな
い感じです。地球温暖化防止から始まった自動車のEV化ですが、今はもう完全にその
流れになっている感じです。日本の自動車企業各社さん、是非頑張ってほしいもので
す。