最近になって思い出したのがプロの生演奏と言うのを聞いたのが高校生の頃にビルエバ
ンストリオだったと言う話。今思うと本当に贅沢な出来事だったと思ってます。当時
父親が地元の確か新聞社だったと思いますが、これから仕事の御礼とかでコンサートの
チケットと頂いてきたのです。それがビルエバンストリオ。父親はそう言う音楽は
聞かないので、私に行ってこいと急遽なったわけです。まあ、同時は自分はジャズなん
てオヤジの音楽だと思っていましたし、ジャズかあ、なんて少し馬鹿にしてましたが
どうもビルアバンスってのは有名らしいってのが分かって行く気になりました。
当時はほとんどロック、それもブリティッシュロックしか聞いてない。ジャズなんて
ノリが違うし、などと我儘で不満を言いながらも盛岡市内のコンサート会場に行き
ました。席がなんと最前列!それもほぼ真ん中に近い席でした。そこでビルエバンス
トリオ。いやー、ノリが確かにいつも好きな自分のジャンルではないのですが、もう
プロっていう演奏がビシバシで感動してました。好きなジャンルじゃないのに生演奏
の物凄さを教えられた経験でした。ですから、好きなジャンルのコンサートに行った
らどれだけ興奮するか感動するか、本気でそんなのばかり考えてました。
ジャズは詳細は分からないけど、今は少し聞きますね。以前と比較すると身体にも
気持ちにも合う部分が出てきました。ビルエバンスの後はコンサートは何に行った
かと言うとチープトリック!なんと当時は秋田に彼ら来たんです。大学生の頃だった
ですが、好きで見に行きました。当時は彼ら絶好調の時代だったのでいわゆるドサ
回り感はなかったです。馬鹿なことに当日チケット無くしてしまったんですよね。
きっとどこかに落としたんだと思います。それでどうしようもなくてコンサート
会場に落としたことを言ったら、入れてくれたんです。いや、これもラッキーって
いうか今では考えられないことかもしれません。それで2階の最前列で見れました。
リックニールセンが台に乗って何本ものギターを首にかけて、ギターを変えていく
パフォーマンス、しっかり見ました!
こんなことで自分のコンサート好きは始まった訳ですが、最初にかぶりつき席で
ビルエバンスを見れたなんてのは奇跡です。モダンジャズを代表するピアニストと
か書いてますものね。でも、その彼も51歳で薬物乱用後に亡くなってます。惜しい。
でも高校生の時代の多感な時期に彼のピアノを聞けたのは本当良かったと思ってい
ます。