このニュースも目にしたとたん、色々今の社会を考えさせられたニュースでした。要は
みずほフィナンシャルグループなどが全国の新小学1年生に無料で配布している交通安
全のワッペンがメルカリ等で高値で転売されているというお話です。その値段も安価で
はなく、4500円とか、高い場合は5000円の落札があるそうです。ぼぼ理解出来ない。
1つめに考えたのは当該企業が無償で新1年生のために配布している品物を平気で売る
輩がいると言う事実に驚きます。企業が誠意でおこなっているものを売るという気持ち
が起きる理由は何なのか、です。まず思ったのはお金がなくて生活に困窮している家庭
があるのではないか、ということ。これは思った以上にあるのかもです。だからと言っ
て売っても良いという話ではないですが。そんな気がしてます。
もう1つ思ったのは多分、製作費が数百円もしないかもの品物を4000円を超える値段で
買う方が結構いると言うお話が理解出来ない。子供に付けてあげたいと思う親もいるか
もですが、決して安価じゃないわけで。その辺に判断は「そうだよね」とはすぐに言え
ない感じです。更に思ったのが今回はメルカリを出しちゃいますが、そういう転売サイ
トは即刻、正当な判断をして転売を禁止すべきと言うお話でしょう。ここは対応が難し
いのか、随分前から同様のトラブルが起きているものの、ほぼ対応出来てない感じです
。技術的に難しいということなのか。
こんなことを考える時点で「お金が儲かるなら、多少の部分は目をつぶっていいんじゃ
ないの」と言う考え方が日本人の中にあって、それが普通になっている現実が本当に嘆
かわしいのです。実際、今の日本は私が思う先進国の姿から大きくずれて、実態として
はとても子供たちや若い方々に見せられる国の状態ではない。国会議員も地方自治体の
議員も国のお役人もほぼ全滅。学校で習った「三権分立」と言ったお話も日本には存在
しない。検察なんて目も当てられない。しかし、税金が全くの無駄に使われているので
すから、そこの部分の腹立たしさはかなりあります。加えて自分と同年代の方々や少し
若い方々も道徳心や倫理観がほぼない方がいること自体が、「なんなの?いったいどう
なったら、こんな発想ができるの?」とかなり思います。そこの経緯が知りたくてどう
しようもない。昔から「武士は食わねど爪楊枝」とか「腐っても鯛」ということわざが
ありますが、ほぼそんな格言は100%意識してない感じですから。まあ、変に思う方も
いると思いますが、自分はそういう生き方を選択してきました。お金がないことは困る
のですが、でも自分の生き方を変えたくない。それが本心です。どんどん悪いほうに
この素敵だった日本が変わっていく。これは本当に悲しいことなのです。