出典:東京都HPより
現状、東京都の新型肺炎の感染者数が大幅に増えたことにより、今後どのようにして
いけば良いかは専門家の意見も踏まえて検討し、速やかに対策をしていかなければなら
ないのはご承知の通りです。ここで掲げたグラフは東京都が実際に都のHPに掲載した
グラフで月日に関しては全体が見やすいようにHPで表示される月日より長く見れるよ
うに加工してあります。最初のグラフが検査を受けた1日の人数になります。
新型肺炎の検査数は4月中旬で100名程度であったものが、現在では4000人に届く感じ
に増えています。これが検査を受けた人数の推移になるわけです。5月の下旬と比較し
てもほぼ倍増の人数になっていることが分かります。検査する人数が増えたのも、そ
れなりの理由があってでしょうし、そこは現状では把握出来ていません。ともかく
こんな変化で検査する方の人数が変化しているわけです。
2番目のグラフは新型肺炎の重病者数です。4月下旬には100名程度はいた重病者が
今月になっては10名程度。若干増加めいている感じがいやらしいですが、重病者の
変化もそういうことです。ちなみに、この数字の中にはチャーター機での帰国者と
クルーズ船での人数は入ってないそうです。そういう意味では重病者が現状で10名程
度ということであれば、悲惨な状況ではないことが分かります。決して重病になって
床に臥せている方を軽んじているわけでもなく、全体として酷い状況か、と聞かれれ
ば、そんな答えになると思います。
そして今非常に気になっているのは感染経路を追えない方が半分以上いらっしゃると
言う事実です。これはどういうことを意味するかと言えば、感染経路が追えないほど
拡散してしまっていると理解出来てしまうということです。ここが非常に気になる部
分になります。その状況で人の行き来を緩くしてしまえば、発病するかどうかは別と
して菌を持っている方が膨大な人数になってしまう危険性があるということです。
これは他の国の事例を見てもはっきりしています。
そして、検査している方の陽性率が6月の上旬に2%程度だったものが、現状では6%
程度になっているので感染者の数が増えているのは間違いがないと推定されます。こ
の状況でどのように対応をしていくのか。都では新規対応を発表していますが、本来
であれば継続して状況が把握出来るように一貫しての基準が良いのですが。それとこ
ういったデータは分かりやすく、適宜都民の皆さんに知ってもらうのが重要で知事の
会見も具体的な数字を使って説明して頂ければ更に状況把握がし易くなると思います。
そこ、かなり重要ですよね。取り急ぎ。