外国人で大好きな俳優と言えば、今はなんと言ってもトム・ハンクスになります。彼は
本当に演技が上手い。演技には見えない感じで自然に見えます。顔も結構好きですね。
彼の映画を映画館で観たのが「ハドソン川の奇跡(英語名:Sully」になります。今日、
またアマゾンで見てしまいました。少しだけ見ようとしたら、どんどんはまっていきま
す。もう映画で見た映画なのに。映画としても興味があったのは、実際の旅客機事故
の話であったこと、主演がトム・ハンクスだったから。少し話を旅客機事故に戻すと
自分は、それにかなり興味があって主だった日本語の本は読んでいました。
前にも言いましたが旅客機の離着陸は1日中見ていられるほど好きですし、ジャンボジ
ェットの飛ばし方なんて言う本も買って読んでます。もうリタイアしつつあるボーイン
グ747や生産中止となったエアバスA380のような巨体を操縦出来るなんてワクワクして
しまってました。そう言えば人生でたった1回だけのファーストクラス登場もJALの
ボーイング747の2階席だった記憶があります。そう言えば米国での研修時には相当
米国内で飛行機に乗ってました。いつも思うのはヒューストン空港から乗る便には
毎回日本人は乗っておらず、自分だけなんだなと思っていたことを思い出しました。
さて、ハドソン川の奇跡は2009年1月15日にUSエアウェイズのA320が大きな鳥の
集団に離陸後遭い、エンジンが2基とも壊れてハドソン川に不時着し、冬にも関わら
ず、乗客乗員全員が助かったお話です。普通で考えれば、水面への不時着はかなり
難しく、特に機体を壊さない等ではジェット旅客機では、ほとんど例がなかったの
です。それとこれも奇跡と思うのですが、不時着後24分間のうちに全員が救助され
ているんです。これは奇跡としか言いようがない。真冬ですから外気温はマイナス
6℃そして水温は2℃。長時間水の中に入れる状況ではなかったわけです。そういう
意味では本当に奇跡と言えます。そして機長のチェズレイ・サレンバーガー氏は
パイロット歴42年、飛行時間2万時間を超えるプロ中のプロ。子供の頃から飛行機に
慣れ親しんで10代から操縦をし、空軍パイロットもした方です。過去の旅客事故も
熟読して自分なりの検討をし、飛行前の準備も万全を期していた方と聞いています。
そういうパイロットだからこそ、マニュアルにもない補助エンジンAPUを作動させて
緊急着水が出来たのだと確認しています。本人は英雄と呼ばれることに相当の違和感
があったようですが日頃の研鑽や訓練の成果とは言え、緊急時にも人間は冷静な判断
や行動が出来るんだと希望を与えてくれました。2008年には米国ではリーマンショッ
クが起き、経済も最悪で国内に暗雲が立ち込めていた時期に、ニューヨークでこんな
奇跡的な感動逸話が起きたことは米国民に大きな勇気を希望を与えてくれた、と
記録にはあります。そういう時期だったことを自分も思い出しました。
新型肺炎の流行や死亡者の増加で今、世界中が暗い状況です。それでも人間の可能性
を信じて前向きに生きていたいと思っています。