日本なりの宇宙開発を進めている日本ですが、技術を駆使しての宇宙開発には本当に
頭が下がります。良い意味で日本流宇宙開発と言って過言ではありません。その開発
を進めているのが国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)。もうかなり前の
話ですがJAXAをある団体の見学会で見にいったことがあります。その当時になります
が、こんな質問を自分は担当者にしています。「ロケット発射の姿勢制御に関しては
もうブラック・ボックスはないのですか」と。そう、当時はそんな話がまだ出ていた
時代です。それでも当時の担当者はこう答えていました。「ブラック・ボックスは
ほぼないと言って良いと思います」と。嬉しいじゃないですか、自前でロケット発射
も出来ているということです。
さて、話を戻して、遂にJAXAも2024年に火星衛星探査機を発射します。それも新規開
発するスーパーハイビジョンカメラ(4K・8Kカメラ)を搭載してです。かなり綺麗な
火星を日本の探査衛星で見ることが出来る。非常に嬉しいし、素晴らしいです。
JAXAは、火星衛星の起源や火星圏の進化の過程を明らかにすることを目的として、20
24年度の打上げを目指し、現在、MMXの開発を進めているそうです。そして、その
探査衛星は、火星の衛星であるフォボス・ダイモスや火星の科学観測を行うとともに
、フォボスに着陸してその表面から砂を採取し、地球に帰還することを目指すそうで
す。非常に嬉しいプロジェクトです。
また、そこで撮影された映像の一部は地球に伝送して滑らかな映像にし、オリジナル
の撮影データは、MMXの帰還カプセル内のメモリに記録し地球に持ち帰ることを計画
中となっています。そして、世界に先駆けて火星および火星衛星の8K撮影を目指す
プロジェクトであり、撮影される4K・8K画像とMMXの飛行データに基づいて実際の探
査機の挙動を可視化し、スーパーハイビジョンで臨場感高く映像化するとともに探査機
の運用に役立てることを目指しているそうです。これって本当に良い。技術レベルを
ここまで高めたJAXAには本当に尊敬してしまいます。
このMMXのイメージ動画がyoutubeに掲載されていますので、張り出しておきます。
火星衛星探査計画MMX スーパーハイビジョン(8K)カメラを携え火星圏へ