まずはJAXAさん、月面着陸おめでとうございます。国としては5番目ですから、自分
が思うに相当悔しい思いをしていたのではないか、と勝手に思ってます。限られた予
算の中でとは、言いながらも米国、旧ソ連の後は普通は日本がと思っても普通でしょう
から。なんとなく技術者としてJAXAの方々のお気持ちは分かる気がします。そうそう
、JAXAとは宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration Agency)という政府機
関で年間予算が2200億円ちょっと。人員が1600名弱の組織です。NASAの年間予算が
2.7兆円、人員が18000人弱と比較すると、ほぼ10分の1以下となります。現在はGDP
でも日本は世界5位のようですから、科学技術に割く予算はかなり厳しいのだと思いま
すね。月面に軟着陸出来た月着陸実証機SLIMの着陸が成功して、JAXAの方々は胸を撫
でおろしたのではないでしょうか。またまた、勝手な想像では「やっとタスクが達成
できた」そんな感じに勝手に思ってます。
自分も子供の頃から宇宙開発は憧れの分野でしたし、小学校の授業でだったと思いま
すがNASAのアポロ11号の月面着陸を視聴覚室のTVで見た記憶があります。また、日
本のロケット開発が確か、糸川英夫先生の開発したペンシルロケットだったことも本
で読んで知ってました。戦後開発された本当に手の平サイズの超小型ロケット。そこ
から日本のロケット開発が始まって、月面着陸成功ですから1955年のペンシルロケッ
トの実証試験開始から約70年後の月面着陸と思うと本当に感動に堪えません。多分
若い方もそうでしょうし、戦後生まれの自分からすれば大東亜戦争で日本は本当に壊
滅的な状況になって、それでも今があるのです。そんな阿保なと思う方もいると思い
ますが、本当に日本は米国に叩きのめされて、2度と復興出来ないだろうとまで思わ
れていたようです。それが戦後30年で完全復興し、奇跡の復興とまで言われたのが
日本なのです。
少しお話が飛躍しすぎましたが、さっきの糸川先生のお名前は例の探査機はやぶさが
サンプルの採集に成功した小惑星にも名前が付いています。そんなのを思うと本当に
感慨深い。もう1度、JAXAの関係者の方々、お疲れ様でした。今後のご活躍、心から
期待してます。