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沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

4日に起きたJAL904便エンジン破損事故の件(追記)

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12月4日JAL那覇発羽田行、ボーイング777-200のエンジンカバーが外れた事故の

件ですが、詳細はまだ分かっていませんが、5日から国の運輸安全委員会による調査で

は左エンジンの「ファンブレード」が破損していたとされています。知ってる方も

いると思いますが、ファンブレードはジェットエンジンの中にある、表から見て

ファンに見える部品です。上の写真でも分かると思います。そういうことでは国土

交通省が同日に発表したように「重大インシデント」な訳です。

 

今回はファンブレードが破損していたのに、何故エンジンカバーが外れただけで

済んだのか、あるいは小爆発位起きて、そうなったのか、分かりませんが、ファン

ブレードが中をめちゃめちゃにしたらエンジンの爆発もあって不思議では無かった

ように思います。結局、国土交通省の指示により、同機種の該当する航空、日本航空

13機、全日空24機全機とも検査の結果、問題がないことが確認されたということ

で本当に良かったと思います。

 

最近、知った情報では2017年のエールフランスA380の巨大機が乗客497名を乗せて

右外側エンジンが爆発した事故を思い出します。これもエンジンが大破してエンジン

の一部が地上に落ちたわけですが、この時はチタン合金による室温保持疲労と言う

原因で設計強度の4分の1しか部品材料の強度がなくて部品が破損したことが言われて

いました。どうも新型のエンジンやサイズが大型になると以前の注意だけではカバー

しきれない部分も出てくるようです。今言いたいのはだから危険と言う意味でなく

新しい注意が必要と言う意味です。

 

今回のJALのエンジン破損と17年のA380のエンジン大破が関係があるかは、わかり

ませんが、通常で考えれば保安点検はしているはずですし、国土交通省がエンジンを

製造した国、アメリカ連邦航空局に対し、原因究明及び再発防止の協力を要請し、引

き続き情報収集を行い、必要な措置を講じることから原因はアメリカ製のエンジン自

体にも原因があるのかなと思ったからです。あくまでも推測の域を抜けませんし。

 

こんなトラブルがあっても先のA380はエンジンが4基なので全然問題はないですし、

ボーイング777はエンジンは2基でも1基で飛べますし、そういう訓練もしっかりパイ

ロットは受けているので通常は問題がないわけです。事故発生に関してみても

ある年の日本での交通事故による死者数は10895人に対して、その年の世界での航空

事故による死者数は909名と非常に低くなっています。また、毎日10時間のフライト

を往復したとして死亡事故に遭うのは438年に1回。本当に低い確率になっています。

 

今回の便は自分も時々使う、羽田那覇線、それも自分は大き目な機体を選んで乗るの

でよく使っていたボーイング777。少し驚きますが、それでも死んでしまう感じはない

ので、なんで今回の事故が起きたか、知りたくなったわけです。

 

【追記 2021年4月5日】

JALは5日、事故が相次いでいる米プラット・アンド・ホイットニー社製エンジ

ンを搭載した米ボーイングの大型機である777型機13機を3月末までに全機退

役させました。原因の特定がまだですが、減便等で対応を決めたようです。安全

サイドの判断をして頂けて助かりました。