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沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

村井俊治先生の「MEGA地震予測」の話

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日本は本当に地震が多くて何度経験しても地震だけは慣れません。そして、最近では

集中した地域で地震が起きているので何か大きな地殻変動でもあるんだろうか、と勝

手な想像をしてしまいます。自分が関係した仕事でも国が日本国内に設置した電子水

準点のデータを使うことが多かったのでGPSによる測地に関する基礎的な知識は持って

いる感じです。また、一時、国土地理院が測地衛星「だいち」が観測したSAR(合成開

口レーダ)の結果についても教えを請いに行ったことすらあります。

 

そんな中で東大の名誉教授である、村井俊治先生の地震予測「MEGA地震予測」を非常

に気にしています。先生は測量学の大家のようですが、国がリアルタイムで電子水準点

で計測しているデータを用いて、ある点を基準とした地表面の変化を日本全国で観測し

そのデータと過去に起きた地震発生前の地表面変化を結び付け、地震の予測をしている

わけです。水準測量でも1cm/年程度の相対的な変化は異常と認識されませんが、そ

れが2cm/年を超えると大きな変化と言う把握になります。簡単な例で言えば、地下

水を多量に汲み上げてしまったとか、そういう原因になったりしてます。

 

もちろん、皆さんがご承知のようにプレートテクトニクス(プレートと呼ばれる岩盤が

動くという理論)の通り、ハワイが年間数センチづつ日本に近づいていると言う測地

結果があるように、地盤は移動しているわけで、それが地震の原因になったりしてい

ますから、大きな地震の前には大きな地表面の変化が多くの場合あるのです。従って

測地データをもとに、その変位の大きさで地震か起きるかもと言うのは理にかなって

いるわけです。「地盤が大きく動いて変化が大きければ、地震のもとになる応力が

溜まってるかも知れない」そんな発想です。

 

現状、日本の地盤は大きく動いていて、大きな地震の発生も、このMEGA地震予測では

注意喚起しています。その中では首都圏では、伊豆諸島や静岡県伊豆半島で異常変動

が集中していると言われていますので、常に注意と地震発生時の準備が必要と思いま

す。皆さんは、災害時に利用する緊急用備品はしっかり備えていますか?自分はバック

パックに入れてあります。ではでは。