まずは本件のMSNに掲載された「東スポWeb」のネットニュースの記事をそのまま、
掲載します。
【東スポWeb10月22日】
ラサール石井「コロナの死者は自民の人体実験」発言が物議! 安倍元首相の演説に反発
タレントのラサール石井(66)の自民党政権に対するツイートが物議を醸している。 21日、安倍晋三元首相が演説で「共産党の力を借りて、立憲民主党が政権を握れば、日米同盟の信頼関係は失われてしまうのは間違いない」と発言したことが報じられた。
同日、ラサールがこのニュースにツイッターで反応。「どうなるかいっぺん試してみたら? そちらも『コロナ禍に自民政権だったせいで死ななくていい人まで死んだ』人体実験を試したんだから」とつづった。これにネット上では「コロナで亡くなった方々と医療従事者へのとんでもない冒涜」「言っていいことと悪いことがあるでしょうが」と批判の声が上がっている。
これがMSNのニュースに掲載されたニュース内容です。この記事の内容は確かに過激で
はあるし、一見した際には「どうも内容が良く分からない」と思い、記事に違和感があ
ったので実際に石井氏のツイッターを見てみました。
要は安倍氏が横浜で街頭演説した内容を朝日新聞がツイッターで掲載し、それに対して
のツイッターだったようです。その記事の内容は次の通り。
【朝日新聞デジタル10月21日】
自民党・安倍晋三元首相(発言録)
日米同盟は廃止、そして自衛隊は憲法違反、これが共産党の基本的な政策だ。その共産党の力を借りて、立憲民主党が政権を握れば、日米同盟の信頼関係は失われてしまうのは間違いない。もっとも立憲民主党は、安倍政権でつくった(集団的自衛権行使を一部容認した)平和安全法制を廃止をするといっている。
この平和安全法制によって、日米は強い同盟になった。それを廃止してしまっては、せっかく助け合えるようになったのに、助け合えない同盟になってしまう。そうなれば、日米同盟はその瞬間に終わりを迎えてしまう。
方向はむしろ逆だ。北朝鮮が新たなミサイルを開発し脅威が増している。あるいは中国が軍事力を背景に、尖閣や台湾、南シナ海で一方的な現状変更の試みをするなかにおいては、日米同盟を強化していくことが求められている。ですから、私たちは絶対に負けるわけにはいかない。(横浜市中区の街頭演説で)
正しく意見を述べるには、これを全部確かめてからでしょう。この発言に対してであれ
ば石井氏は日米同盟の件を指して、一回止めてみれば?と言った感じでしょうか。その
点で言えば、正直言って米国の俗国のまま、70年間も日本があること自体が異常なので
将来を踏まえれば本気で議論の必要なところです。問題は、その後の文章。確かにもし
コロナで亡くなった方にしてみれば、失礼な言い方に聞こえます。論旨がそこにないと
してもそうでしょう。ツイッターでの反論でおかしいと思えたのはコロナの件では病院
は決して真摯に対応していない、あるいは医師の団体としても確実な対応をしていない
ケースも多々あったのは事実です。何度も言いますが、自宅待機は完全に医療崩壊で公
的には何も面倒を見ないと同じことなのです。
そういう意味では確かに必死に対応してくれた医療関係者の方々には御礼を申し上げた
いですが、そうでない病院、団体もあり、国が強制的にそれらの病院に働きかけなかっ
たのも事実です。そう考えると言い方は確かにまずいと思いますが、言いたかったこと
の内容も分かる気がします。1つだけ違うのは、今回のコロナ対応はテストではなくて
どうしようもなくて逃げた、そんな風に自分は思っています。議論にするには単純に批
判するのではなく、何かを前に進める形で違った意見も受け入れていきたいと思います。