アマゾンで「築地ワンダーランド(2016)」と言うドキュメンタリーを一気に見てし
まってました。作品の途中で何度も頷いたり、そうそう!なんて勝手に相槌を打ったり
で感心もし、感動しながら見ていました。1時間50分間の作品ではありましたが、あっ
と言う間に見終わってます。確かに移設前の築地のドキュメンタリーであるのですが
食文化としての、日本人の魚との関わり合いとか、そんなものを見せてくれたような
気がしています。確かに魚の消費量は減っていると言いますが、本当のお魚は美味しい
し、特にそれを子供の頃から食べていれば、本物のお魚の味の良さが分かるんだろうと
自分も思っています。
確かにお魚はファーストフードに比べれば、食べるのに手間がかかりますが、それを
手間だなんて思うこと自体が間違いです。こんなのを面倒とか苦労と思う方がおかしい
そんな風に思います。逆に言えば、日本人は食べると言う文化を軽く考え、折角の食文
化を壊しているきらいすら、あります。食べ物を大事に感謝しながら食べることは本当
に重要なことです。今食べることが出来ている日本近海の魚もあと何十年とかで生態系
が完全に変化して、食べることすら出来なくなるようなお話も出ています。だからこそ
今、そんな貴重な食文化を大事にしていく必要があります。
肉も確かに美味しいものもありますが、美味しい魚を食べた時の感動は肉の場合を超え
てる気がしています。まあ、高級魚のお話も多かったように思いますが、銀座で感動し
ながら食べた美味しいお魚は、あんな方々の手を経て、自分たちの口に入るんだなと
いうのが再認しくされています。美味しい旬のお魚は本当に美味しい。自分も海釣りを
一時期良くなっていたので知っていますが、自分で作った初めての締めさばの美味しさ
は飛び切りで、こんなに美味しいんだ!と驚いたこともあるんです。時期は冬だったよ
うに思うので油も乗っていた時期だったと思います。
多分今も専門の料理店への魚の卸しは信頼出来て、お付き合いの長い仲卸さんから購入
しているでしょうし、世界中の海から日本に入ってくる魚が東京の世界唯一の市場、豊
洲市場に入り、それで美味しい魚が食べることが出来ているのでしょう。どう見ても
これは日本が胸を張って言える素晴らしい、海産物の食文化で出来る限り、将来の方々
にも残していきた食文化です。今後も魚を大事にしながら、関係している方々の努力で
もって美味しいお魚を食べることが出来れば、と思っています。