出典:CNN JAPAN
地球以外にも生物がいることを見つける際に、その天体に水があるかと言う点が1つの
大きなポイントとして言われています。太陽系の中でも氷としての水や過去に液体の水
があった痕跡があったことは今までも報道されていましたし、探査衛星によって観測さ
れていたことも何度か過去にあったように思います。今回、地球からの脱出場所として
第一候補となっている火星から大量の水が確認されたという報道がCNNからありました
ので、その件について触れます。
最初に少しだけ火星の概要について触れておきます。地球型の惑星とされ、直径は地球
の約半分で重量は約10分の1。重力も地球の約10分の1。自転は地球と同じで24時間で
1回転と言う感じです。もちろん空気はなくて、二酸化炭素が95%で後は窒素等。地軸
が地球と同じ程度傾いているので季節はあると言われています。平均気温で-63℃、
最高気温が約20℃で最低が-140℃。従って、現在の地球と比べれば過酷な環境なのは
すぐにお分かりと思います。地球からの移住先候補にはなってはいますが、それは他の
惑星と比較すればマシと言う程度で済む環境としては相当厳しい場所ということです。
今回の多量の水の発見はESAとロスコスモスの共同ミッションで2016年に打ち上
げられた周回機「エクソマーズ微量ガス周回探査機」が、火星のマリネリス峡谷で確認
されたもので、この峡谷は赤道のすぐ南の場所にあるため、水が氷の状態になっていな
いで存在するとしています。火星でも極地方では氷の状態で水は存在することが前々か
ら分かっていましたが、液体として存在するのであれば、そこに生物が絶対にいる!と
かどうしても考えてしまいます。微生物等は当然いるとして、地球で言う魚とか水生
生物がいるのか、非常に気になります。まあ、いても別にどうということないのですが
欧米人だと絶対に地球に持ち込むぞ!とか考えるでしょうから、そうなると結構恐い気
さえしてきます。なんせ未知の生き物ということであれば、人間に対して本当に害がな
いのか、とか小心者の自分は心配してしまうわけです。こんなのはSF映画の見過ぎな
のかもですが。今度の調査を注意深く見ていこうと思っています。