ニュースで目立つのがある程度年齢のいった方の登山での事故です。今のニュースのさ
れ方ですと、かなりの人数の方が登山でトラブルと言いますか、事故に遭っている感じ
です。もう同じく年配でじいちゃん・ばあちゃんに「他人様には迷惑かけるな」と何度
も言われてきた自分にとっては、事故に遭った方の気持ちは理解出来るとしても結果、
他人や警察や救助、あるいは家族の方に相当、迷惑も心配もかけているのなら、それは
避けないといけないよね、と言わざると言えません。自分も既に60代の半ばですが、
体力的には思った以上に落ちていると確信しています。
変な話ですが、夜にコンビニに出かけて、舗装道路の縁石につまづいて、転んでそこそ
この怪我をしたこともあるのです。どうも頭もはっきりしてなくて、変に歩いていた
感じで縁石にひっかかり、このガタイの良い身体を舗装に強くぶつけました。かなり
痛かったのと「なんで、こんなことになるの?」と言った思いが消えなかった。それで
はっきりと気付いたのは「自分がもう歳を取って昔の若い頃とは全然違う」と言うこと
です。
これって自覚しているようで、なかなかはっきりと自覚出来ないし、そもそもで言えば
「自分は違う!」と思いたい部分もかなりのように思います。多分ですが、日頃から
登山や運動をしている年配者は自分の身体にも自信があるんじゃないか、そんな風に
思います。事故の内容は滑落や道に迷う、それと体力の限界を超えて動けなくなるとか
でしょうか。年配の方でも上級者コースや難路を頑張ってみるのも素敵なことですし
、是非頑張ってトライして欲しいと思います。ただなのですが、その際も無理なら止め
るとか途中で引き返す勇断は絶対に持ってほしいし、実行してほしいです。まあ、高い
山は天候の急変もあるし、通常、平地では予測も出来ないことばかりですが、それも含
めて山の素晴らしさですから、それも考慮して安全にです。
もう素人の私が言うまでもなく、登山の装備は最悪の場合も考えて準備してほしいし、
単独ではなく、是非、仲間とか相手を見つけて山に登ってほしいと思いますね。人数
が多いほど、色んなトラブル時の対応の選択肢も増えるでしょうから。それでも単独
で登山するのなら、自分が思っている以上に安全サイドに色んな判断をしてほしい。
そして、どう考えても避けて欲しいのは疲労で山で動けなくなるトラブルです。これ
って100%ではないかもですが、自分の体調や疲労をしっかり判断すれば、必要な対応
は出来るはずなので。もう登山する前から自分の安全ルールとして、こうなったら
具体的なこんな行動をすると決めておけば、対応も容易と思います。登ってから、い
ろいろ考えるようでは、遅いと思います。年配者も登山は素敵な趣味です。是非、他人
に迷惑をかけることなく、頑張ってほしいものです。