この25日のビッグモーター社長の記者会見、内容は本当に酷いものだったと自分は思
っています。正直言えば、この会社は潰れるのかもと言った感じです。今までも同様
の記者会見はあった訳ですが、今回の場合は多分、関係者との綿密な打ち合わせはや
っていない感じです。非上場企業とは言え、杜撰過ぎます。どう考えても会社や社員
を守る会見ではないし、ましてや明確をかなりかけたお客様が納得あるいは少しでも
安心出来る記者会見にすべきであったのにそれが皆無。なんなのでしょうか。
多分、謝罪の意味は分かっていません。本気で心から謝り、迷惑をかけた相手に対し
て出来るだけ反省して同様の迷惑を今後絶対にかけないと言う確約になっていない
わけです。そもそも当該企業の板金部門の勝手な不正であったとしてもそれを作った
会社の責任は全部、その企業のトップが負うべきものですし、それを「私は知らなか
った」ではまったく済まされません。今回はマスコミによる専門家と称する方々から
「ガバナンス」いわゆる「統治・支配・管理」のない企業と称されましたが、こんな
の当たり前の話です。見ればそんなのはすぐに分かる。そもそも自分は英語で分から
ない感じで報道されるのが大嫌い。もっと日本語で分かりやすき言え！です。
多分、記者会見の後も当該社長は大失敗したとは全然思ってないでしょう。そんな風
に見えています。少し調べてみると従業員数は6000人！そして総売り上げ金額は4500
億円超。完全な大企業です。そんな企業が企業としての「統治・支配・管理」がない
と言うのは本当に信じられません。また、この会社から車を買った人たちは大失敗し
たと思ってしまうでしょう。社長記者会見では板金塗装部門の売り上げは全体に数パ
ーセントしかないと言う言い方をしていましたが、日本には「一事が万事」と言う
ことわざがあります。そう、売り上げについて小さくても同様の企業思想が全てに
あるということです。社長・副社長を交代させても会社の株は社長一族が独占して
いますから基本的には何も変わらない危険性が高いです。
加えて後から明らかになった社内での自動車保険の契約について月間目標額が定めら
れ、目標達成の出来なかった店長は会社に対して罰金を払うというのは何なのでしょ
う。社長からとされる「保険選手権大会に関して」の通達メールも本物だったら、本
当に酷い。あり得ないと言う内容です。ご興味のある方はご自身で検索してその内容
をご覧ください。今回の件、当該企業だけが特殊な例として見えていますが、自分は
これだけ国内にブラック企業とされる企業が多々あるのなら、同様のことが他社でも
起きていると確信しています。こんな感じでは日本のGDPなんて絶対に伸びるわけが
ないですよね。(汗)
