気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

日本から四季が無くなる?

出典:気象庁HPより

今、日本の沖縄や九州を襲っている台風は従前と比べれば、その動きが非常におかしい

ですし、速度は本当に遅くて長期に被害を受ける形になっています。特に沖縄等では

停電になったり、強い風で車が横転している様子を見ると本気で大丈夫だろうか、と

心配になってしまいます。また、北海道や秋田での大雨での被害もあり、自分の今ま

での記憶では東北はあまり豪雨での被害が多くないし、北海道は梅雨もないぐらいで

これも自分の頭の中に豪雨での被害記憶があまりないのです。そんな中、テレビ朝日

で異常気象を最前線で研究する、三重大学教授・立花義裕氏とのQ&Aがヤフーニュー

スに掲載されていましたのでご紹介します。

 

【yahooニュース8月3日23時配信】


(Q.台風6号が長くとどまり、沖縄で大きな被害が出ています。今後もこうした台風はやってきますか)

立花教授:「そうですね。今回の台風はまさに“異常”です。非常にゆっくり動き、Uターン。こういうのは、なかなかありません。要因は色々あると思いますが、一つは海面水温が高いことです。そして、海面水温が高い理由の一因として、地球温暖化があります。猛暑や変な台風がたびたび起きる今の時代は、異常気象が起きることが普通になっている。“ニューノーマル化”していると言ってもいいと思います」


動きの遅い台風が生まれる要因は、海水温の他にも色々とありますが、立花教授が特に注目しているのが『偏西風の蛇行』です。偏西風は本来、緩やかな動きをしていましたが、今は南北に激しく蛇行しています。立花さんによりますと、蛇行が激しくなった要因は『北極の温暖化』が非常に大きいといいます。偏西風は、北極と熱帯の温度差が少ないほど風が弱くなります。北極の温暖化で寒暖差が少なくなった結果、大きく蛇行。へこんだところに高気圧が溜って無風になり、台風が停滞して遅くなっているということです。


(Q.北極の温暖化は簡単に止まらない。そうなると、この状況は今後も続きますか)

立花教授:「北極の温暖化と言うと他人事のように感じますが、我々が住んでいる場所の気象に関係があります。北極が温暖化して、偏西風が激しく蛇行すると、今年のようにゆっくり動く台風が増えます。また、猛暑で海面水温が上がっています。そうなると、ゆっくり動く台風は、暖かい海からどんどんエネルギーをもらって、ますます巨大化・強化されます。日本付近の海面水温が高いので、強いまま上陸することも起こり得ます。猛暑と台風による激しい雨が、同時期に起きてしまいます」


(Q.蛇行した偏西風がズレることはありますか)

立花教授:「少しはズレます。偏西風の蛇行が東にズレると、今度は寒気と暖気の境目があり、南からすごい湿った空気が入るため、大雨が降ります。そのため、大雨と猛暑は紙一重です。蛇行が逆になるなど、大きな変化はないため、寒い夏になるということは、まずありません」


(Q.異常気象が“ニューノーマル”になった場合、日本はどうなりますか)

立花教授:「春夏秋冬がなくなり、四季が“二季”になっていくと考えています。夏が長くなって、秋と春の期間が縮まって、冬は冬でちゃんと寒い。例えば、春は最近、暖かくなっています。この一因は、ユーラシア大陸の雪が早く解け、暖まった空気が偏西風に乗って日本に来るため、日本も早く暑くなる。夏は偏西風の蛇行でものすごく暑い。そして、猛暑が続くと陸の温度も上がりますが、海面水温も上がります。夏の終わりには太陽が弱ってきますが、水温が高いので、海から吹く風が暑くなるため、残暑が厳しくなります。残暑が続くと、秋の入りが遅って期間が短くなります」


(Q.春秋が暑くなるのなら、冬も暖かくなりますか)

立花教授:「冬も温暖化である程度、暖かくなりますが、寒いです。冬は大きく蛇行した偏西風がズレて、向きが反転。大陸が寒く、海が相対的に暖かくなります。そうなると、風が吹く向きが逆になるので、寒波が来て大雪が降ります。こうして、夏は暑く、冬は寒く、春秋は短くなって季節が2つになります」


(Q.長く暑い夏と厳しくなる冬、どうやってしのいでいけば良いですか)

立花教授:「すぐにCO2を止めても、なかなか戻らないので、温暖化に適応した生活が良いと思います。例えば、猛暑で、家の中でも熱中症で亡くなる人が増えているので、カーテンを遮熱カーテンに変える。農業では、温暖化に適応する農作物に変えるなどが良いと思います」

 

異常気象のお話なので偏西風、最初の図ではジェット気流ですがこれで今回の台風の

動きがおかしいのは理解しにくいですが、大きな風の流れと各高気圧の張り出し方で

今回の台風の動きが決まっていると判断しました。また、海水温が異常に高いのは

最初の2枚目の8月の水温差では沖縄の南側に大きな水温の高い広い地域があることが

はっきりと分かります。立花教授の今回の説明では「地球の温暖化」について詳しい

説明もないので自分が恐れ多くも補足しますが、大きな気温変化で言えば寒冷化に向

かっているのですが、短期的に見れば今は地球の気温が上がっている状況です。また

少し気に入らないのが異常気象が「ニューノーマル化」と言う変な言葉を使っていま

すが、46億5000万年前に地球が誕生して、人類の誕生が700万年前。まあ、人の瞬き

にもならない時間しか人類は生きていないので大きな環境変化は普通のお話なのです。

 

まあ、実際に生きている人間は大きな環境変化があったら確かに困るのですが、大き

な地球の時間の流れはこんなものです。しかし、日本で四季が無くなり、夏と冬が

長くなるのは本当に嫌です。冬は本気で沖縄に逃げようかな。

 

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