今、思い出してみると子供の頃に食べた母親方のばあちゃんの料理は絶品だったように
思います。母親の料理も絶品まではいきませんが、普通に美味しいほうだったのでしょ
う。今、思い出してもばあちゃんの料理は今でも食べたい、そう思います。正直に言え
ば、前の仕事では途中から接待が増えて、それは様々なアドバイスを受けた返礼が食事
が良いということで、それで相当、銀座の和食とイタリアンに行ったわけです。銀座の
和食ももちろん、美味しいですし、イタリアンは本場イタリアのものと比較しても全然
遜色がないばかりか、多分、味付けも日本人向けに作ってあるので、そうなのでしょ
う。だかラ銀座は自分にとってはお金さえ出せば、本当に美味しい料理が食べられる
場所なのです。
そして、銀座の板長さん達には本当に失礼かもですが、美味しい和食だと「あ、これ
ばあちゃんの料理に似てる！」そんな風に思ってしまっていたわけです。今少し考え
てみるとばあちゃんちでは畑で自分たちで野菜を作っていましたし、味噌は樽で自分
たちで毎年作っていました。自分は、このばあちゃんちのお味噌が大好きで大好きで
豆の粒の残ったお味噌が大好きだったのです。そういえば沢庵も大根も自分たちで
作り、毎年、樽で漬けていました。今でも思うのですが、沢庵に関して言えば、この
ばあちゃんちの沢庵以上に美味しい沢庵に出会ったことがないのです。
そう考えれば、子供の頃の自分は自然の美味しいものを沢山食べていたことになりま
す。はっきり言ってスーパーで買ったトマトは本当に味がなくて美味しいくない。
赤いのに何でこんなに味がないんだろうといつも思います。同じようにイチゴもそう
です。スーパーで買ったイチゴも味がない。そんなに甘くない。おばあちゃんちの山
の畑で育てたイチゴは小さかったですが、本当に美味しかった。下手すると鳥に食べ
られちゃったりしてました。当時は美味しいものは鳥も昆虫も好んで食べていた時代
です。家の近くにキャベツ畑があったのですが、いつもモンシロチョウが沢山飛んで
いて、青虫を普通に見ていましたから。美味しいものは沢山あったけど、畑で沢山
取れたトウモロコシは本当に美味しかった。なんせ畑でもいで、それで茹でて食べる
のですから。本当に良い時間でした。
そんな時代を経て、育ってきているのでぶっちゃけ、コンビニの食べ物は全然美味し
くないです。味が変です。おにぎりですら、味が変だって思いますから、だから
youtube等に外国の方がコンビニのは美味しいっていうコメントが載っていますが、
自分には？なのです。増してや添加剤がたくさん入ってる食べ物が美味しいはずがな
いです。お味噌や醤油だって全然違うし、偽物が多いと聞いたら余計です。だから
値段が張っても昔の製法で作った食べ物が食べたいです。本気でね。
