前も少し、表記の会見の話をしましたが、何故大方の人が不倫報道会見を好意的に見な
いのか、触れてみたいと思います。自分も少し仕事でコンプライアンスにも接したこと
があるので、その点も参考にしながら、お話しします。一つ目はなんのための会見だっ
たのか、この点がはっきりしないように思います。端的に言えば彼とはお友達でした、
という内容でしたが、それは週刊誌に書いてあった内容、あるいは写真とLINEの内容か
らして合っているとは余り、多くの人は思わないでしょう。変な話、好きだった相手が
既婚者だったと言うのは、ケースとしてあり得る話なのだと思います。そして、途中か
ら本当は自分は既婚者だと告白されることもあり得るように思います。そうなると問題
点はそこではなくて、かなり確定的な状況証拠があって、それに対して納得のいく説明
がないのは、結局嘘を付いてるとか、誤魔化してるとか、そんな話になる危険性が大と
言えます。今回は特に彼女のことを知っている人たちが、彼女は真面目なんだというこ
とで擁護してますから、余計に彼女は本当に悪かったと謝るのが第一だったのではなか
ったのか、と思います。
コンプライアンスも一般的に「分かっているが中々出来ない」「理想はそうなんだけど
現実は...」等と言う言い訳が出てきますが、隠したことによる事態の悪化状況や信頼回
復にどれだけの時間と労力を費やすかと考えると、コンプライアンス上問題が起きた場
合は一刻もそれを明らかに、素直に謝り、具体的な対応先を実際に実施していくことが
一番重要なのだということが分かります。そう言う意味では今回の会見は、もともとの
ベッキーの真面目さに合っていませんし、更に疑惑がかなりあって、それも現実である
危険性が高い場合は、とにかく素直に謝ることが第一であって、言い訳は全部また、マ
イナスに働くのだということを最初からしっかり認識して、会見に臨むべきだったと
確信します。そういう意味では側近と言いますが、近くにいた方のアドバイスもかなり
重要になります。そう言ったわけで今回は特に彼女を非難するとかではなくて、実際に
同様のトラブルが自分に起きた場合に、どうすべきかに絡めてお話をしました。