米国はイラン沖のホルムズ海峡やペルシャ湾、アラビア半島南部イエメン沖のバベルマ
ンデブ海峡で民間船舶の航行の安全を確保するため、同盟諸国の軍と数週間以内に有志
連合を結成し、海上護衛活動を行う考えを明らかにしました。そして、有志連合の結成
は日本のタンカー2隻がイラン沖で攻撃された事態などを受けた措置となります。米海
軍が指揮統制のための艦船を派遣し、ISR(情報・監視・偵察)活動を主導する。参
加国は米艦船の周辺海域を警備する一方、自国の船舶を護衛するそうです。これは当然
のことですよね。当たり前の話。これを受けても政府は談話を出していませんが、日本
国籍のタンカーが攻撃された時から対応策は立案してあって当然の話です。
なんせ日本は使用するエネルギーの98%は輸入ですから輸入を確実かつ安全に出来るよ
うにするのは当たり前の話です。そこの軍事的な対応もどきは今までは全て米国におん
ぶにだっこだったわけです。まあ、それでも米国がしてくれると言うのなら良いのでし
ょうが、トランプ大統領ですよ。「アメリカファースト」の元ビジネスマン。自分は偏
見かも知れませんが米国等の会社トップは日本人の言う「倫理観」はないと思っていま
す。基本それが米国での資本主義だと確信しています。個人的に安倍さんがトランプさ
んと仲が良かろうが、子分であろうがそれは国益と直結してません。国民の利益や安
全は全く別次元の物のはずです。そうなると日本は他人任せではない安全保障をする必
要が出てきます。これは決して戦争をすると言う意味ではありません。自分で自分を守
る、そう言う意味です。そして海外の有識者が言うように太平洋戦争は決して日本の侵
略戦争ではなかったと思っています。その上で基本、戦争はしないと言う大前提で今後
は日本はどう自分を守っていくのか。この答えをそろそろ出す段階に来ています。
今回のホルムズ解消の護衛行動で日本は本当にどうするのか。対応を静かに見守りたい
と思います。