地球温暖化防止活動でグレタ・トゥンベリさんらが将来を心配してというか、現在のこ
とも心配して活動を行っているのは非常に良く分かります。将来は彼女たちの物なので
現状よりも本来であれば良い地球環境が残っていることが良いのですが、そうもいかな
い。少し心配しているのが地球の温暖化が二酸化炭素の濃度上昇によるものだけなのか
と言う根本の部分です。ここがどうも一筋縄ではいかないようなのです。確かに人間が
地球上で快適な生活を送るために過去にない化石燃料の消費をしているわけで、これが
地球環境の変化に影響を及ぼしているのは雰囲気的にも分かる話です。これが地球環境
に良いかどうかの判断もありますし、地球の自浄能力と言いますか、それ以上のエネル
ギーによる汚染をしているとすれば、そういうことなんだと思います。
ただ良く分からないのが空気中の二酸化炭素濃度と気温状況がここ何年かになって相関
になっていなくなっているのは事実なのです。また、地球の気温変動には太陽の活動で
あったり、他の影響要素も多々あるので様々な論文等を見てみても人間が排出する二酸
化炭素だけを減少させれば地球の温暖化が防げるかと言うと現状では断言出来ない感じ
です。端的に言えば何が地球の気温を決めているのかと言う問いの正解がはっきりと出
ていない感が非常に強いです。これはあくまでも自分が現状の世の中の情報を集めて
自分なりに判断した意見です。
自分が一応先進国と言われる日本に住んでいながら、口にするのも恥かしい意見ですが
先進国の排出する人間活動によるエネルギーで地球環境を変えて良いのか、と言う議論
があって当然だと思っています。日本は恵まれていますが、未開発国の人たちに化石燃
料をこれからは使うなとは絶対に言えません。そんなことをしたら余りにも不公平で
す。第一利便さはもうこれ以上必要ないと自分は思っています。地球環境が守れるなら
不便でもOKです。我慢します。
もう1つは環境保護の名のもとに過去胡散臭いお金儲けのための似非環境保護活動も
多々あったことを考えると、どうも単純に環境保護活動に賛同し難い部分も多々ありま
す。非常に胡散臭い。日本でも資源の再利用とかカッコ良いことばかり言っても資源の
再生と称して非常に無駄な化石燃料を使った活動をいくつも知っているのでどうしても
疑ってしまいます。こんな風に考えていくと子供たちが地球温暖化を心配して有効な活
動をしようとする動機には大いに賛成ですが、それを悪用している大人が本当にいない
のかと言う目で見てしまいます。今回のグレタさんらの活動もそもそも論の地球温暖化
の原因を十分把握して頂いて、実質的に地球環境を守る効果や実績が作れれば良いなと
思っています。