MSNのネットニュースで時代と共に変わっていった物の中に「肌色のクレヨン」の話が
出ていて、少し考えれば気付くことですが、そういう時代になったということを強く意
識しました。言葉に関しては、その言葉を言った人が何を意図して言ったかではなく
第3者が、その言葉を聞いて何を想像するか、意味とするかによって判断されている
ケースが多いようになっています。そうなると元々の、その言葉の由来や意味よりも
その言葉で「差別や軽蔑」等を感じる人がいたら、その言葉は使ってはいけない言葉
となります。そう考えれば、例えば、今回の肌色も少数の方であっても差別を感じる
方がいれば、使わない方が良いということになります。まあ、自分の感覚では過度に
そういうのを騒ぐ方もいるように思っているので、それもおかしいように思ってます。
似たような言葉に子供の頃から自分が慣れ親しんでいた「ちびク〇サンボ」と言う
絵本がありました。そう、今思えば、言葉自体から発せられる印象は、まさに差別
使ってはいけない語句です。それでも、差別用語と分かっていない幼い頃には、こ
の絵本は結構気に入っていました。また物語に出てきていた主人公の少年にも、なん
ら差別の意識をもっていませんでした。それでも現代の判断で言えば、絶対にまずい
言葉が、この絵本には書かれています。本来であれば絵本として残したい気持ちも
多々あったわけですが、どう見ても該当する方々には良い印象を与えない感じに見え
てしまいます。それで結局は発刊禁止になってしまうわけですが、半分以上は、も
ったいないと言う感覚が残ったままです。
こんな風に見ていくと単民族で構成されてる日本では意図していなくても差別用語に
当たる言葉が過去から普通にあったように思います。それは最初は決して差別として
使われていなかった言葉が多いと思いますが、公に公言するとなると言いたくない
言葉と現代ではなっているわけです。混乱しやすいのと紛らわしい感じもありますが
これだけ国内にも海外の方がいらっしゃる時代なので絶対に気を付ける必要がありま
す。今回はふと気づいた、こんなニュースからでした。