茨城県の大子町にある果樹園で、りんごを食べた12人が腹痛や下痢の症状を訴える食中
毒にあったという報道がありました。原因はなんと例のO-157、腸管出血性大腸菌で
す。素人考えですが、りんごでこの菌で原因で食中毒になるとは全然思っていませんで
した。O-157は少しでも中毒になるということなので注意はしていたのだと思いますが
トイレ等で菌の付いた手等でりんごに触れたということなのでしょう。かなり恐い。
その際は来園者47人がいて紙コップに入ったりんご食べ、入院までになったのが7歳の
お子様と70代と80代のご高齢の方ということですから、やはり免疫の弱い、体力もそん
なにない方が入院になっています。普通は試食で食中毒になるとは思ってもいないので
今後は要注意が必要な感じです。
o-157は通常は症状が出ないか、発熱もなく、自然に5から10日間で治るそうですが、
悪い場合は出血性下痢や腎不全を引き起こすそうですから、恐い病気です。今回の場合
は試食のりんごに付いていたので防ぎようがない感じですが、普通は患者のふん〇便
の付いたものに触れなければ言い訳ですから。トイレ等に行ってもしっかり手洗い等
すればほぼ問題がないと言えます。熱に弱いので75度以上で1分間で死滅するそうで
すが-20度でも死滅しないそうですから、そこは要注意です。昔は食堂等、共用の
施設には手拭きタオル等があったわけですが、これはもちろん、利用しないのが
一番良いわけです。まあ、焼き肉も肉を焼く箸と食べる箸は別の物を使うべきです
し、同様に気を付けるべきことは注意すれば、わかるように思います。
こんな風に考えていけば誰を信用するとか、しないとかではなく、出来るだけ誰が
手を触れたか分からないものは極力、食べるべきではないですし、その際に体調が
良くなかったら、余計に食べるべきじゃないということでしょう。そんなこんなで
今回の件は果樹園の多分、働いていた方が157に感染していて、その菌が多分なん
らかの形で試食用のりんごに付いたということのように思いますが、健康な方で
あったら、O-157に感染していることすら、わかっていなかったかもです。こん
な風に考えていくと今回のような食中毒は気遣いうちに起きることも大きき気が
しています。
茨城県の大木町では奥久慈りんごというりんごが有名で美味しいりんごのようで
す。今回は本当に残念な結果になりましたし、入院されている方々の早期回復を
切に望みます。
【追記:12月3日】
更に果樹園の状況が分かってきました。現在、客のうち6歳男児と70歳代の女性が重症
で集中治療室に入院しており、ほかの10人は軽症だということです。そして、りんごを
切ったカッターはしっかり夜間は消毒をしてあったとのことです。そうなるとどこで
菌がりんごに付いたのか。
試食用りんごカッター、出典:News Postセブン
当時はお客様が1000人ぐらい来ている状況ですし、写真のカッターは鋭利なので通常は
手で触れることがなく、夜間は消毒液に漬けているということですし、果樹園の方が
おっしゃるように、もし、このカッターに菌が付着していたら、食中毒は10数人程度
では、すまない気がします。こんな風に考えていくと今回は何も菌が付着して食中毒に
なったのかが非常に分かりにくい。単純ではない気がしてきました。