子供の頃から給食でもコッペパンが出ていましたし、食パンも好きで食べていました。
食パンの耳の部分も嫌ということもなく、しっかり食べてました。コッペパンは当時は
決して美味しいものではなく、パサパサしていた記憶があります。それでもジャムや
マーガリンを付けて食べれば、しっかり食べることの出来た品物です。コッペパンの
材料の小麦は米国からの輸入ものだったでしょうし、当時は身体に良いとされていた
マーガリンも今は身体に良くないとされているので人の話なんてのは絶対的なものでは
なく、しっかりと科学的に解釈すれば、正しい判断が出来るようになるのでしょう。
しかし、その科学的な解釈と言うのが年代で大きく変化するので、そこは頭の痛いと
ころ。今、ここで言いたかったのは小麦の自給率がせいぜい15%なので、ほぼ海外から
の輸入ということになります。
そこで自分が気にしているのは輸入した小麦の中に遺伝子組替小麦が入っていることと
ポストハーベストとグリサホートの残留の話です。米国からの強い要請を受けて、遺伝
子組換の表記をなくしたことで今、危ないとされて小麦の区別が出来ないという現実で
す。普通で考えれば国のお役人は国民を守らなければならないはずなのに、それが全然
出来ていない。驚くべきことに米国内では遺伝子組替小麦は厳しく販売が禁止されてい
ます。それを日本に多量に売ると言う意味がなんなのかを冷静に判断しないといけませ
んし、それを結果、平気で国内でOKにした役人の考え方もしっかり理解しないといけま
せん。
こんな事実からすれば決して米国は信用出来る仲間ではないのです。米国民全員がそう
であるかは分かりませんが、お金儲けのために遺伝子組替の小麦を平気で日本用として
育てることができる農家の方もいますし、米国政府はもうそれは当然のことのように
健康に問題のある小麦を日本に平気で多量に輸出出来る方々が多々いるわけです。ま
あ、日本政府の役人を責めても仕方ないので、それは関わらないとしてもお役人のそ
もそもの目的である「国民を守る」ということが出来ないのなら、はっきり言えば、
その役所や役人は不要です。いりません。私たちの高い税金で彼らは活動出来ている
わけですから民間企業で言う「査定」をしたら、彼らはペケ、そして不要ということ
に自然になるのです。それが出来てない日本は言いたくはないですが、朽ちていくだ
けのように思います。
もう、1つはポストハーベストとグリサホートのお話。収穫後に使用される殺虫剤や防
腐剤のことです。小麦を船便で品質を保って輸送するためには必須のもののようですが
発がん性があることで危険とされています。グリサホートは世界でもっとも使用されて
いる除草剤での成分でこれも発がん性で各国で使用の制限・禁止が厳格化されている農
薬なのですが、日本では禁止されていませんし、ある一定濃度、使用可となってます。
こんな状況ですから自分は国産小麦のパンだけ食べるようにしています。これまでの
お話を聞いたら、どうしようもないので。1つだけ注意を。製品の説明で「国内製造」
の表記はその原料の製造を国内でしただけで、原料が国産の意味ではないのです。わか
っている方が多いと思いますが、ぜひ、ご注意を。